学生時代の冷酷ないじめ

  • ハンドルネーム:ふわもこ
  • 性別・年齢:女性・20代後半
  • 体験談の時期:私が小学校のころ。

私がいじめを目の当たりにしたのは小学校高学年の頃でした。
それまで私にはいつも一緒に仲良く遊んでいたAちゃんというお友達がいました。
ある時、Aちゃんになんとなく距離をおかれていることに気がついたのです。

私「土曜日遊ぼ~!」
Aちゃん「ごめん……」

毎週一緒に遊んでいたのに、いきなり断わってきたAちゃんに大きな違和感を覚えました。

その翌週の月曜日、
いつものようにクラスへ入ると私の席がみんなから少し離されていたのです。

私は元の位置へ席を戻そうとしましたが、
クラスの男子の一言でその手を止めてしまいました。

男子「近づくなよ……だからみんなに嫌われんだろ」

私は何がなんだか分からなくなってしまいました。
先週までは普通だったのに……

そんな中、激しい腹痛に見舞われ保健室へ行くとすぐに帰るように言われました。

自宅へ帰ると高熱になり、母に病院へ連れて行かれました。
盲腸という病気でした。

2週間程経過し、いじめのことを忘れていた私はその日、普通に登校しました。

すると、上履きに鳩の糞のような物が乗せられていることに気が付き、
慌ててトイレへ駆け込み上履きを洗ました。
そこにクラスの女の子がやってきて、私にこう言いました。

女の子「なんで登校してきたの?」
女の子「不登校になったと思ったのに……」
私「盲腸で手術してたんだ……」
女の子「手術?傷跡はあるの?」
私「あるよ。まだ完治していないから痛いんだよね」
女の子「どこにあるの?見たーい!」

ここで私は傷跡を見せてしまったのです。

すると、その女の子は傷跡に向かって何回も蹴りを入れてきました。
とても痛く、涙が止まりませんでした。

そして私はこの頃から不登校になってしまいました。
親には何度も学校に行くように説得されましたが、どうしてもあのトイレでの出来事の印象が強く学校には行くことができませんでした。

今でもあの時のことを思い出すと鳥肌が立ちます。

後から知ったのですが、
私のいじめが始まった原因は、クラスの女の子が私とAちゃんの関係に嫉妬したことから始まったようです。

Aちゃんはクラスの人気者だったため、周りの女子たちは私が彼女と仲良くしているのが気にくわなかったようです。